Pearl of Mie/三重県の真珠
真珠養殖発祥の地
養殖産業の発展とともに、伊勢志摩では他の地区にない真珠産業構造が発達しました。それは養殖・加工から輸出業まで網羅した、他の地域では見られない構造となっており、養殖真珠発祥の地である伝統とプライドを持った真珠関連業者が多数存在しています。
養殖真珠発祥の地である伝統とプライド
真珠ができるまで
生産量は1,164貫(約4,365kg)
三重県内の養殖業者は約350社
2014年現在、三重県内の養殖業者は約350社で、生産量は1,164貫(約4,365kg)。真珠光沢が最大となる冬場にアコヤ真珠は浜揚げされ、各地区で入札が行われます。
毎年12月には、県下の養殖業者が参加する真珠の品質評価会が開催され、各業者が無差別に100個の貝から取り出した真珠の品質(球形率・色・マキ・テリ・傷等)を競い合い、優勝者には県知事賞が贈呈されるなど、養殖業者間の切磋琢磨の機会を設けています。
加工や流通業者は約150社に上る
各組合で製品入札会が毎月開催
加工や流通業者は約150社に上ると言われています。各組合で製品入札会が毎月開催され、他の地域以上にに活発な取引が行われています。
プロによって吟味された真珠が、国内だけではなく海外市場へも送り出され、世界のアコヤ真珠の市場価格がこの地で決められていると言っても過言ではありません。
また行政も、国立水産総合研究センターや三重県水産研究所をこの地域に設置して、日々のデータ収集や養殖業の技術開発を支援しています。